オリーブと言えば小豆島を思い浮かべる人が多いと思うが、あまり知られていないが、その昔…私の町に日本初のオリーブ農園があった。 忘れ去られていた、その史実を大学の農学部の教授が研究し存在した場所の具体的な位置までつきとめ、前々回の居留地研究会でも研究発表が行われた。 ほんの百数十年足らずのことなのに、忘れ去られてしまうことがある。どんな理由でオリーブ農園が消滅したかは、まだ解明されていないようだ。失敗の記録は資料が処分される運命なのだろうか?それとも空襲で資料が消滅したのだろう? 史実を後世に伝えようと言う大きな意志が働かない限り、ほとんどの歴史は忘れ去られる運命にある。 私がこの世で生きたことを、50年後にだれが知るだろうか? 墓碑などと言うものではなく、私がこの世に存在した証を未来の人に知ってもらえる作品造りをしていきたいと思う。 今日は午後から居留地研究会が開かれる。どんな研究発表があるだろうか?楽しみだ。 |