今日で、私のホールでのマエストロの指導が3日目をむかえた。次から次へと若いバイオリニストがやってくる。いかに私の町(遠くからの人もいるのだろう)にバイオリンを弾く人が多い事か…。
世の中には、いろいろなグループがあって、私の知らぬうちに私もなんらかのグループのなかに入って生きている。たまにひょんなことから大金持ちのグループや天才のグループのなかに入ってしまうことがあるが、その場合…私がいつもと同じように振る舞うと、そのグループの雰囲気が壊れて、お互い居心地が悪くなる。だから、そんな時は、語らず目立たず周囲の様子を遠目で見るスタンスをとることにしている。
今は、バイオリンのグループのなかにいる。
私は、目の前で繰り広げられるクラシックの世界を覗き見している。
そして、少しだけ、私の感性が成長する。 |