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SOLILOQUY

ひとりごと

 
April 13, 2013 12:05:17

薄笑

カテゴリー: 日記
昨夕、阪急電車の特急に乗った。電車のなかでスマートフォンを触らないと誓った私は、つり革につかまり外の景色を見ていた。ふと、目の前の座席に座っている乗客の手元を見ると、その5人掛けシートの横並び5人のうち4人が全員スマートフォンを触っていたのが面白くて、私の乗った車輛の乗客が、いったいどれだけスマートフォンか携帯電話を触っているか数えはじめた。数えるのに、ちょうど良いくらいの人数だ。要するにガラガラの車輛では少なすぎて面白くなく、逆に満員だと遠くの人が見えない。
数えるうち、30人を越える頃から、あまりの多さに笑いがこみ上げてきた。そして45名まで数えた。再び目の前の5人に目をやると、さっき触っていなかった人がメールをしている。いったいこの国はどうなってしまたんだろう…?と、薄笑いを浮かべていたら、少し離れた乗客が私の顔に気が付いようで、変な人と目を合わせないように…と、言う感じで目を伏せた。

そこで、自分自身で気が付いた。他人より私の方がずっと変な人間に見られているのだと…。

大勢のなかで、薄笑いはするものではないと肝に銘じた。