数日前に、私が2年前に発起人となってある団体を発足させるために計画した企画書の原本をコピーし、1年ほど前にメンバーに参加してきた新しい仲間に渡した。企画業を本業とする彼が当初の企画書を見ることは初めてであり、最近メンバーの多くが離れ、限られた有志の集まりになり、発展性を感じとれない彼が、自分のできる範囲で会の活性化に力を注ぎたいという気持ちから、これまでの会の経緯をつかもうとして資料の開示を要求してきたものだ。 昨日、彼から話があると電話があり会ってみると、いきなり“すごいじゃーないですか…規約・役割分担・活動スケジュール・予算等、最初からすべて完璧にできていたんじゃーないですか…”と言いながら、彼がまとめ直した私の計画書をみせられた。実のところ企画書を作成した私も、当時のことを忘れており他人事のように“すごいですねー。”と言ってしまった。 考えてみれば、大変恥ずかしい話である。おそらく当初考えていた会の趣旨が、回を追うごとに方向が少しずつずれてしまい、結局全く違う方向を向いてしまったと指摘を受けようなものだ。 “すごいですねー。”と言われ、喜ぶわけにはいかない。早い話が“なにやってたんですか?”と馬鹿にされたようなものだ。 ただ、おかげで、なにが良くなかったが見えてきた。 議事録を見直すことが大切だと、自分の会社を大きくできなかった私は改めて思い知った。他人の意見を聞くのもいい加減にしなくちゃー。世の中、勉強!勉強!と言ってられる年でもあるまいし…。 もう一度、芯を見直して出直しやぁー。 私は、個人プレーに徹したほうがいいんだわぁー…。 |