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SOLILOQUY

ひとりごと

 
May 07, 2012 11:16:02

同級

カテゴリー: 日記
亡くなった父の旧制中学時代の同級生に…優秀な弁護士がいる。二人は自他ともに認める無二の親友であった。

その人には一男一女の子供がいて、長男と私は小学生の時には同じ学校でクラスも同じになったことがあった。
そしてその長男と私の兄は同じ会社に就職し、年月を経て今では二人とも、それぞれ関連会社の社長になった。
私は数年前に救急車で運ばれ日赤で手術をした。以後半年に一度検査のために通院している。前回の検査の時、病院の会計待合で弁護士に出会った。私より数年前にほぼ私と同じ病気で同じ病院で手術したと知った。
ギターの先生のコンサートがあり、私がカメラマンとして会場で写真を撮っていたら、弁護士の奥さんから声をかけられた。奥さんも同じギターの先生に習っていたことが分かった。

不思議な縁のある家族である。

会社がうまくいかなくなった時、父の友人の弁護士に相談し、ある法的申し立てをもって、生き残りを計ろうとした。その後状況が変わり、弁護士からギブアップを宣告された。
結局、父の友人から離れ、別の弁護士に依頼して難局を切り抜けた。

それ以来、その父の友人と話をする機会はない。

それでも、私の父との関係を大切にしたくて、中元歳暮の品は欠かさず送っている。

先日の小学校4年時の同窓会で弁護士の長男に40年ぶりに出会った。父親が1週間に一度だけ、特に仕事するでもなく事務所に出ているが、ほとんど家で過ごしていると聞いた。冗談めかして“もうすぐ死ぬから、君が会いに行ったら喜ぶよ!”と、言われた。

訪ねてみようかしら…と、今思っている。