知人の家で、先日もらったフォアグラを食べることになった。 昨日の午後、チーズの計り売りのお店でウオッシュタイプのチーズを1/4カット買い、マダムのお店でワインを安く分けてもらい、知人のパン屋にバケットを買いに行った。すると、ちょうど主人が店にいて、バケットに手を伸ばすと“うちのフランスパン、本当はおいしいねんで!”と声をかけてきたものだから“本当って、どういう事ですか?”と聞き返した。 こちらは、美味いから買いに来ているのに妙なことをいうものだ。調理パンが沢山売れて、バケットがあまり売れないということだろうか…、私には関係ないことなのに…。 ともかくフォアグラと私が揃えた食材をかかえて知人の家に向かった。 知人の家の近くから電話してみると、誰も出ない。留守電とメールを入れてしばらく車のなかで待ちぼうけていたら、電話がかかってきて、昼寝していたと聞かされ思わず口が開いてしまった。案の定知人担当のメイン料理は何もできておらず、取り敢えず私の持ち込んだものだけで酒盛りをはじめた。 ワインとチーズとパンと、それにフォアグラだけで充分楽しい時間が過ぎたが、ワインが無くなった頃、腹が空いてきて、焼き鳥屋に行くことにした。ワインの後にビールと焼鳥という合わせ方がどうかは分からないが、酔ってしまっているから、なんでも美味い。 4時頃から始まった酒盛りは、9時頃には終了したようで、気がついたら知人の家で朝を迎えていた。朝飯も喰わずに金環日食を背に車を会社に向けて走らせた。 今度は、怠け者の知人にちゃんと料理をさせようと思う。 言っておきたいことがある。“バケットはとても美味かった。” パン屋の主人に言っておこう。 |