私の子供の頃には、1年に一度くらい送電線への落雷やらで短時間の停電があって、夜中に蝋燭を灯して時間を過ごすこともあったが、最近ではとんと経験がない。震災の時には確かに停電したが、あれは朝だったし私の家は数時間後に復旧したから電気では不自由しなかった。(それより水道の復旧には半年近くかかったから大変だったな…。) それに、原子力発電所の稼働が止まって夏の電気不足が叫ばれた時も、なんとかなったし…。 本日早朝、電線の地中埋設化工事に伴い私の会社のあるビルが午前1時~5時までの4時間停電した。誰もいない館内で電力関係者が工事したわけだが、朝来て充電状態のパソコンを立ち上げるといつものようにはいかなかった。警備会社か夜間に出動した旨のお知らせが入っていたり…、おそらく停電に伴い一瞬異常電圧が流れたせいだろう。それに館内のタイマーが狂ってしまって調整が必要だったし、当然あるはずのものが無くなると、いろいろと慌てることが出てくる。 たまに、自分が過去に経験した、苦しかったことや辛かったことを、思い出すのも大切かも知れない。 昔、自分の手に無かったものが手に入った喜びと、それはいつまでも自分の下にはとどまらないということを思い起こしてみるのもいいものだ。 今年は電気料金も上がったし、今ある電気に感謝して使いつつ、暑い夏を乗り切りたい。 |