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SOLILOQUY

ひとりごと

 
July 17, 2013 11:44:41

投棄

カテゴリー: 日記
私が山の家へ車で帰る時に通る山道には、道端に冷蔵庫やら家具やらが投棄されている。処分するのにお金がかかるようになり、僅かな金を惜しんで違法と分かって人の気配にない山道に捨てていくのだろう。
今朝も町の近くまで下りてきたところの…、道端の小さな展望台が見え始める少し手前まで来た時、白いゴミ袋が木間を縫って青空に舞うのを見た。
そのまま走って展望台の横まで来ると、車が一台止まっており、一人の男が腰に手をあてて景色を眺めていた。他に人の気配がないから、明らかに不法投棄の実行犯である。
セダンの車の後ろのトランクは開いたまま、おそらくそこにゴミ袋を入れてきたのだろう。
なにを思ったか…私は、ナンバーを確かめようとした。しかし、トランクが開いているから後ろから近づく私からは分からない。スピードを落としサイドミラーで前部のナンバーを見ようとしたが、うまくいかず、そのまま通り過ぎた。

その展望台には、大きなゴミ箱のコンテナが置いてある。宙を舞ったゴミ袋なら充分入る大きさである。何故男がゴミ箱に入れずに谷に放り投げたのか疑問が残る。

不可解な事件の多い昨今…、私が見た光景が事件と関わりのないことを祈りたい。

さて、あのゴミ袋の中身は、いったいなにだったのだろう?