7年数か月前…私が死にかけた時、術後にICUで目を覚ます直前に私はカエルになっていて、暗い水のなかから光をもとめて泳いでいた。そして空気中に顔が出た時、周囲がまぶしく真っ白になり、それと同時に目覚め、この世に戻ったという鮮明な記憶がある。
後日、看護師さんにこの話をしたら、普通は見せてもらえないICUでの看護記録?を見せてもらうことができ、記入された私の状態の変化を客観的に確かめることができた。それによると術後44時間後に“私はカエルになっていて、光に向かって泳いでいた。”と私自身がはじめて話をしたという記録を見つけた。さらに私の意識が回復したのは術後36時間後と記憶されており、8時間の時間差があった。しかし、私の記憶が時計に針のように復活したのは、まぎれもなくカエルになった時からである。
バリ島や他の東南アジアの国々ではでカエルを神としてあがめているようだ。日本でも縁起物として扱われている。
以後、カエルは私の守り神になった。
しかし、気になりつつもカエル関係したグッズは何も持っていなかったのだ。先日私のICUでの経験をある人に話をしたら、
その人がカエルのピンズをプレゼントしてくれた。動きのあるポーズも素敵である。
プレゼントでこれほど感激するのも珍しい。
私の前に大きな幸せが訪れそうな気がする。
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