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SOLILOQUY

ひとりごと

 
November 27, 2012 15:07:20

述懐

カテゴリー: 日記
私は他人から“なにをやっているか分からない。”と、よく言われる。

これは“会社勤めをしているようには見えない…。”と、言うことだと理解しているが、その意味だと…その通りだと思う。私の人生のほとんどは組織の駒ではなかった。それでも学校卒業したての頃は、大阪株式一部上場指定銘柄の会社に勤めたことがあったから、少しは他人の釜の飯も食べたことはあった。そしてそれは社会人としての常識を身に付けるためには十分な時間だったように思う。
ファインプレーができても、チームプレーの苦手な私が、若くして組織を率いる立場になったことは、あらゆる意味で誤算である。ヘッドに必要なものを吸収する時間が大きく不足していた。社会人としての資質と経営者として必要なそれは、あきらかに異なるから…。
その頃他人からよく言われた“あなたには計算のできる右腕が必要だ。”と…。今から思えば、当然トップとして必要なものが欠けている…と諦め、嘆き、馬鹿にされていたのだろう。

私は、ビジネスでパートナーとなる人間にも巡り合えなかった。巡り合えないと言うのも私の資質なのだと今は納得している。そんな私は社員を育てることも、当然できる訳がなかった。
この記憶を残したまま生まれ変わることができたなら、もう一度経営者を目指すだろうか…?いや、止めておこう。
この度の私のこの世での気付きは、自分が人の上に立たないほうが良いという教訓をもつことだと心得よう。

生まれ変わったら、個人プレー、ファインプレーのできる変人の道を歩んでみたい。
そうすれば、自分の子供から“親父が何屋か分からない!”と、言われなくて済むだろう。

そう…私の人生は中途半端だった。まだ少し残っているけど…、もう少し頑張ってみようか…。