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SOLILOQUY

ひとりごと

 
November 24, 2012 16:00:47

美味

カテゴリー: 日記
昨晩はフレンチレストランで“蟹”を食べるイベントに参加した。
ここでも何度か書いたことがあるが、私は蟹がそれほど好きではない。付き合い…という仕事の一環だと思っての参加である。二部屋だけの…満席でも12人と言う小さなレストラン(マダムの店ではない。マダムの店はワインバーである。)の一部屋に10人の客が揃った。私以外はすべて女性ばかりである。どうして女性は蟹が好きなんだろう?
“おいしいです。お得ですね!”とい言いながら楽しそうに頬張る他の客の興を削がないようにと、私もたまに“おいしいですね”を連呼しながら…蟹のメインディッシュを食べ終えた。

ところが、さらにシェフは次の皿を用意していた。蟹を食すイベントなのに…どうして?と、一瞬思ったが…。
なんと神戸牛のローストがラストに出てきたのだ。

私は知っている。数日前に前県知事がテレビにも登場する政治学者を、貸切でこの店に招待した日があったと聞いていた。その際神戸牛の指名がかかったので、シェフは神戸牛を仕入したそうだ。しかしある程度の塊でないと肉屋が取引してくれない。だから多めに仕入れたに違いない。そのため余った肉を蟹に隠れて売っていこうとしていると思い当たった。いつもより会費が2,000円高いのはそのために違いない。この店の内情に詳しい私だけがそのからくりを知っている。

ともかく2,000円アップで神戸牛が食べれれば満足と言うほかない。
その皿の写真だけを載せておこうと思う。素材重視…フレンチだからと言ってソースはかかっていない。塩と胡椒だけで味付けしたシンプル一皿である。


満足であった。
美味いものは、このくらいの量がちょうどよい。