acchan.com恋愛お見合い - 無料の婚活サイト  どなたもログインしてません  

SOLILOQUY

ひとりごと

 
November 19, 2012 12:21:43

訃報

カテゴリー: 日記
私の父も、その兄も膵臓癌を患った。母の妹も同じく膵臓癌で逝った。所謂癌になる確率の高い家系であると考える私は、日頃の生活では煙草は吸わないし、食事を含め健康全般に気を使っている。そして癌保険でも備えていて、癌と診断された時点で100万円を受け取れ、入院日額3万円、さらに先進医療費用無制限の保険に入っている。
保険内容を手厚くすることはお守りみたいなもので、そんな人ほど長生きするとの話も聞くが、それは保険屋さんのセールストークで…、やはり自分は癌にかかる確率が非常に高いと肝に銘じる。

今朝、いつものように車のなかでラジオを聞いていると、毎朝聞いている番組の水曜日のアシスタントが17日に急逝したとパーソナリティーが神妙な声で語った。一瞬自分の耳を疑った。先週の水曜日には彼女は番組に出ていたし(確かに少し呂律が回っていないようにも思えたが…)、番組を続けて聞いていくと彼女の死に至る様子が語られた。番組の翌日、木曜日に便秘がひどく検査に行くと、肝臓に転移した癌が大きくなり機能しなくなってしまい、その場で入院となり、金曜日から声が出なくなり大きく衰弱し、土曜日に死亡したという様子が説明された。私より若い53才だった。
その後番組では、彼女が生前のラジオ番組でしゃべった声を放送した。ちょうど1年前、同じ番組のなかで、彼女は涙ぐみながら乳癌が肝臓に転移したことを告げ、乳がんの発見が遅れ転移したことを悔やみ、自分と同じ思いをしないようにと、リスナーに乳癌のマーモグラフィー検診を受けるように…早期発見を切実に訴えていた。

私も今、若くして逝った彼女の思いを継いで、あなたに伝えたい。
早期発見の芽を自ら摘まないでください。癌健診を受けてください。

一瞬にして人は死んでしまう。そう考えると保険なんてかけていても役に立たないかも知れないが、今自分にできることは、すべてやっておきたいものである。

彼女のご冥福を祈りたい。