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SOLILOQUY

ひとりごと

 
November 03, 2012 16:46:09

目標

カテゴリー: 日記
私のギターの先生は、アンドレス・セゴビアという…1987年に亡くなったスペインのギタリストを崇拝している。そして先生は、実際には会ったことのないセゴビアに少しでも近づくことを目標にギタリストの道を歩んでいる。

ある時、私は先生に日頃思う疑問を投げかけた。“先生は、セゴビアを追い越そうとは思わないのですか?”すると先生は“それは…、考えたことがない。あまりにもセゴビアが偉大過ぎて…。”私はそれ以上何も言わなかった。しかし、先生が偉大なセゴビアを追い越すことを目標に生きてほしいと心のなかで思った。

それにしても、目指すところが乗り越えられない目標というものは、その人にとって生きがいになるのだろうか?そもそも人生の目標がはっきりと定まっていない私には、不思議でもあり、羨ましくもある。

アンドレアス・セゴビア…いったい、どんな人間だったのだろう?

アンドレス・セゴビア(Andrés Segovia, 1893年2月21日~1987年6月3日)は、スペインのギタリスト。音楽史研究所やギター奏者から、「現代クラシック・ギター奏法の父」とみなされている。彼の尽力なしには、クラシックギターがコンサート・ホールに不似合いの、田舎の楽器と見られていただろうと見る向きは多い。彼はギターを、ピアノやヴァイオリンと同じような地位に引き上げようと努力し、世界的に演奏され、音楽学校で学ばれるような楽器にしようとした。また、自ら演奏技巧の上達に励んだだけでなく、教育者として、後進のギター指導にも力を惜しまなかった。(ウィキペディア)