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SOLILOQUY

ひとりごと

 
June 23, 2012 12:55:29

誓約

カテゴリー: 日記
私は、25年前に結婚し9年前に離婚した。キリスト教徒でない私は、結婚式場で出張牧師の司式の下、神とその日集った証人の前で結婚の契約を交わした。

しかし、離婚の際には、仲人に立って頂いた町の名士の方に相談することもなく、誰に告げることもなく時間が流れて行った。
誓約は、静かに破られた。
結婚の契約とは、これほどまでに軽薄なもので良いのだろうか…?

離婚して10年が経過しようとする今…、私は神と契約を交わしておきながら離婚したことを後悔する。集った証人を裏切ったことを恥じる。

それは、当時に比べ、私の中の“神”が確立されたからだろうか…?
人と交わす約束の大切さを学んだからだろうか…?

これから、私が再度結婚することがあったならば、もう一度神の前で伴侶がこの世を去るまで共に生きると契約できるだろうか…?
今は、答えが見つからない。

今日は、私の会場で二組の“結婚の誓約”が行われる。
その若い二人が、私と同じように苦悩することなく、今日と同じ気持ちを持ち続けることを切に願う。