私の管理するホールで、第3回目のクラシックギター発表会があった。この発表会は私のギターの先生の弟子であり親友でもある夫婦が企画し、今年の初めから2か月に1度のペースで行われているギター愛好家の会であり、1人20分~25分間の演奏を他人の前で行い、場馴れすることを目的とするギタリスト達の会である。
これまでに行われた2回では、どちらも知り合いの人達だけしか参加がなく、夫婦含め4人しか集まらなかった。今日の発表会前には、それまで参加していた2人が不参加だと聞かされた。ひょっとすると今日は夫婦だけかも知れないと不安な様子の夫婦であった。そして今後継続の断念も考えているかのような表情をしていたが、予定時間の20分前にブログを見て参加してきた外部のギタリストが二人やってきて…、ホッと一安心…という状態の写真である。
閑散とした会場としか皆さんには写らないかも知れないが、私には左側座席で調弦する奥さんの前に座る主催者のご主人の背中に安堵の気持ちが見て取れる。
初めてこの会場で演奏した2人も気に入って帰って行ったようでもあり、きっと次回には彼らが誘因剤となって参加者が増えていくだろう。
今晩、ギタリスト夫婦は、2人だけのささやかな祝杯をあげるに違いない。
少し彼らより年上で人の良い私は、会場費収入があまりなくても、若い2人を応援していこうと思っている。
気が付いたことがあるのだが、ギター弾きはどちらかと言うと暗いイメージの人が多いようだ。
他人は私のことを暗い人物だと思っているだろうか…?
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