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SOLILOQUY

ひとりごと

 
January 09, 2012 14:45:47

閉店

カテゴリー: 日記
私の町に、ミュージシャンや大学教授や同業者やら、遊び人達やらが集うGood Barがあって、私も1年に一二度は訪ねる店であったが、昨日人づてに聞いたところによると2月に店を閉め、マスターは同時に豊中にある大きな店のバーテンに雇われて行ってしまうと聞いた。
私がまだ20歳代の頃から続いた店だった。当時は私にとって大人の行く店に思え、敷居が高かったが、私がチョコレート屋をやっていた時には、マスターが酒の肴にチョコレートを買いに来てくれていたこともあり、たまに覗いてみると、当時の町のそうそうたる客がタバコやシガーを吹かし、寛いでいた様子を今でも思い出す。

思い返してみれば昨年の暮れに訪ねた時に、10時頃だと言うのに我々以外にカウンターに客は1組しかおらず、しばらくして彼らが帰って行って、その後誰も入って来なかった。
だから景気が悪いのかな…などと、その時思ったことを覚えている。

酒への価値観が変わったと言うか、マスターが年をとったのか、客が年をとったと言うか…時代は変わったんだ。

オーナーの顔が見える店で“大人の店”と言われることには、落とし穴があるように思う。若い客をどう取り込んでいくか時間をかけ真剣に取り組んでいかないとならない。
若い人が“大人の店”と思うのは、店ではなく、そこに来ている客の顔ぶれを見てに違いない。だから店ではなく常連客が若い客を拒絶してしまう。

ともかく、近々店が閉まってしまうまでに、マスターに会いに行って…、新しいステージに立ったマスターに、近くのビジネスホテルに予約でもして、会いに行きたいと思う。

だが、それはどちらも一度限りになるだろう。