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SOLILOQUY

ひとりごと

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November 20, 2011 14:35:14

古典

カテゴリー: 日記
私は、クラシック音楽のことはよく分からないが、ギターの先生とピアニストがリハーサルをした際の休憩時間に、分かったふりしてこんなことを聞いてみた。「クラッシックと言われる音楽は、作曲された当時には最も斬新で革新的な音楽だったんでしょ?例えば伊勢神宮の建物が当時の最新のテクノロジーで造られたように…」

ピアニストは、すぐに相槌を打った。ギタリストは、少し躊躇したように見えた。

数百年前につくられたもので、今でも現代人の心を捉えて離さないものはいろいろな分野に数多くあると思う。

しかし建築素材や技術の進歩に比べ、芸術の世界の進化の歩みは遅い。この数百年で多少の変化はあっても新しい楽器と言うものは、あまり生まれていないように思う。
クラッシクを越える音楽はないと思っている人は、いまだに多い。

人類の歴史で言えばほんの数百年前に究極の楽器が生まれ、天才的な作曲家が続出したと考えるべきだろう…
長い時間枠で捉えると、あることが特別な進化を歩む時機があるように思う。
私も、そんな時代に生きてみたかった。

パソコンの発明は、同じくらいのインパクトがあるのかも知れない。
私たちも、そう考えると突出した時代に生きている。
だから、今のスタイルがクラシックになる時代がいつか、やってくるんだろうな…
私やあなたが死んでしまった後で…
November 19, 2011 17:31:05

喪失

カテゴリー: 日記
最近失う物がたくさんあった。デジカメ(お茶がかかって壊れた)・小銭入れ・腕時計・メガネetc.
年をとってボケの始まりかもしれない。悲しくなる。

数日前、腕時計が鞄の底で見つかった。
今日壊れたと思ったデジカメに、もしやと思って電池を充電してスイッチをオンにしたら、なんと復活した。水分が乾いたせいだろうか…。

お気に入りの小銭入れと、普段使いのメガネはまだ出てこない。

失くしたものを…思って…、悲しむこともあるけれど、それが二度と目の前に現れることがなくても、だからと言って私が生きていくうえで大きな障害にはならないと気が付いた。

私から去って行った彼女も同じに違いない。

失くしたもの、去って行ったものは、これからの自分に必要なかったものだと思うことにしよう。
これからの私に必要なものだけが、残っていくと思うことにしよう。

そう思うと、少し悲しみが薄らいだ。

さて、なくした小銭入れとメガネは私の前に現れるだろうか?
新しい小銭入れとメガネを手に入れることになるのだろうか?

どちらでも、かまわない。
必要なものが、私の手元に残るだけ…
November 18, 2011 14:26:44

若味

カテゴリー: 日記
昨日のマダムの店でのワイン会は、小さなマダムの店の定員である10名を超えて11名で始まった。
協賛元のワインの輸入業者からカナダ人の美人スタッフが応援にかけつけていた。
客層はどこかの大学の教授と大学病院の医師とその関係者の女性数名、そして毎年2~3回海外旅行に出かけているという主婦達だ。
絵に描いたようなボジョレーを楽しみにやってくる人たち。
狭い店内で会話を交わしても誰も名刺交換はしないし、名前を名乗ることもなく適当にそれぞれが楽しんでいた。気を遣うことのない私の好きな集まりだ。

毎年、その年のボジョレーは「今年は良い出来だ!」と皆が言うが、昨晩もこの言葉が挨拶代りに飛び交った。
若い味…という以外に私にはボジョレーを表現する言葉が思い当たらない。
実のところ、私は昨年のボジョレーの味を忘れている。
実を言うと、昨晩飲んだボジョレーの味も忘れている。

12月初旬にマダムの店の企画で、私のホールで、今度は40人くらい集めたワイン会が企画されている。もちろん私も参加することになるが、その頃には今日飲んだボジョレーも、もう少しまろやかになっているだろう。

以前、ある人から若いワインを少しまろやかに嗜む飲み方を教わった。
舌の下側に一度ワインを溜めてから飲むといいらしい。
あなたも、今年のボジョレーで試してみられてはいかがだろう。
November 17, 2011 15:22:46

秘密

カテゴリー: 日記
今日の昼、ランチに入った馴染みの店で、近くの画廊の主人と同席になり久しぶりで話をした。この主人は、我が町では知られた文化人で、美術界だけではなく音楽の世界や文学関係にも深い造詣を持ち、世間一般から称賛を受ける文化的活動を行っている。

世間話をするうちに、少し前にここでも書いたことのある美人の女性ピアニストの話になった。昨晩、彼女から来年、東京フィルの専属?ピアニストになるとの電話が入ったと聞かされた。しかも小澤征爾の推薦だと言うのだ。

素晴らしい…、彼女のこれまでの苦労が報われる。

ところで、私が彼女と小指と小指を絡ませた仲であることは画廊の主にはしないでおいた。

この話は、私とあなただけの秘密にしておこうと思う。
November 16, 2011 16:27:41

入麺

カテゴリー: 日記
今日は家で、ごろごろしている。仕事の電話も今のところ一本しかかかっこず、静かな一日だ。
昼は卵とハムと炒め物のオープンサンドを作った。夜はチャーシューとネギ山盛りの入麺を食べるつもりだ。料理というほどのものではない。夜、ラーメンにしないには理由がある。
明日はボジョレーヌーボーとオーストリアワインを飲む会がマダムの店である。そのため…カロリーを抑えておきたいわけだ。

私は、毎日体重と心拍数と血圧を計っている。太りやすい体質の私は油断するとすぐに太ってしまうことを知っている。

どうして自分が太っているのか悩んでいる人がいるけれど、馬鹿な話だ。
自分をしっかり見つめることができれば、太りたくない人が太る訳がない。(仕方のない病気があるかもしれないが)

まず自分の状態を客観的に理解すること。
例えば、鏡を頻繁にみたり、体重を記録すること
つぎに、なだらかな目標を持つこと。
例えば、2ケ月で1kg減量する…と言うような…
たまには美味いものも食べながら
     そうして、食べ過ぎたと思ったら節制する。

そうすることが自己管理だと思う。

自己管理のことが分かっているような話たが
体重以外の目標達成がコントロール出来ていない。

私は、ここに書く事で、今日も自分を引き締めようとしている。

穏やかな一日である。
November 15, 2011 13:21:36

蟹蟹

カテゴリー: 日記
皆さん蟹好きですか?
実は私は…、あまり蟹には興味がなく、冬になると日本海へ蟹三昧の温泉に向かう人の気持ちがよく分からない。そのような旅に行ったことが無くて言っているのではなく、行ってみてそう思う。どちらかと言うと喉元まで蟹が溢れて気持ちが悪かったという印象が強く残る。

この間、“フランス産鴨と茸のフレンチ”を企画したフレンチのお店のマダムが、次回12月2日・3日の両日“2011松葉がにを フレンチでいただこう!”という企画を先ほどもってきた。

私は蟹が好きではないので、今回はパスするつもりだが、どなたか行かれますか…?

もう少し詳しくお伝えすると
蟹と ボジョレーヌーボーとシャンパン飲み放題
一人\12,000.(税・ドリンク込)です。
12月2日(金)・3日(土)  18:30スタート 定員10名
申し込み締め切りは 11月25日です
場所は 神戸・・・・・・・

いかがですか
興味のある方には、お店のブログをお教えします。
November 14, 2011 15:36:13

写真

カテゴリー: 日記
来月15年振りに海外旅行に行くことになり、パスポートの申請窓口に行く前に近くの写真屋に行って証明写真の撮影を頼んだ。写真屋の主人は同級生の弟で昔から顔なじみである。世間話を交えての撮影現場となった。
撮影後出力された私の写真を先に見て、「年とともに、いい顔になられましたね。余裕のある顔と言うか…髭の生えている人が羨ましいですは…私は無毛性で…あくせくせずに生きておられるようですね。」と、べた褒めされた。
私は悪い気はせず、軽く笑いながら受け流していた。

申請所で提出書類をもらう際と、書類提出のカウンターの両方の担当者から、さきほど撮った写真の私の目の色が緑色に写っているとか、メガネの反射が写っているので入国審査時に時間がかかるかもしれないと注意され、同じ建物のなかにある写真屋で撮り直しをした。

機嫌よく撮ってもらった同級生の弟のところに後で立ち寄り、写真にダメだしをもらったことを伝えた。
しかし、あれだけ“べた褒め”されたものだから、あまり強くは言わなかった。

しっかりしてくれよな…プロなんだから…
と、心のなかで呟いた。
November 13, 2011 16:15:15

絵本

カテゴリー: 日記
昨日は、居留地研究会の全国大会のために、大阪まで行った。全国の居留地研究者が各居留地を1年ごとに順繰りで場を変え集う大会である。
私はと言うと、研究者ではないから、あくまでも研究者の発表を聞くだけの立場であり続けると思うのだが、このような研究者の集まりは、営利がからんだ話がないから居心地がよく、これからも参加させてもらうと思う。

今年はドイツが日本と条約を締結してちょうど150年ということで、 “日独修好150年と外国人居留地”と言うテーマの発表が続いた。主賓挨拶には大阪・神戸ドイツ領事の挨拶が組まれていた。
基調講演に近畿大学教授の話、特別公演には横浜開港資料館の元調査研究員の方の講演があり、この二つの講演の間に函館・東京築地・大阪川口・神戸・長崎の研究会の発表があった。

途中眠たくなる一瞬もあったが、少し前にお話しした“小学生から大人まで、我が町の歴史に興味を持たせる絵本”の構想が、皆さんの話を聞きながらどんどん浮かんできて、私の頭のなかで、ほぼ見せ方のイメージが固まった。
研究者のなかに囲まれたから、頭が活性化したのだろうか…明日から具体的にビジュアル化に取り組もうと思う。

その絵本のベースとなる研究を行った知人の研究家も会場に来ており、大会が終わって帰る前に、「年内に本のイメージを提案できるように形にしますので、楽しみにしてください。」と言って会場を後にした。

皆さんも、その絵本…楽しみにしてくださいね。
きっと、評判になると思いますよ…
November 12, 2011 14:31:39

加齢

カテゴリー: 日記
昨晩、知り合いフランス料理の“フランス産 茸と鴨を食す会”というイベントに誘われ参加した。このシェフはパリ郊外でオーベルジュを10年間経営した強者で、フランス料理の一時代を築いたポール・ボキューズの料理技法を受け継ぐ料理人だ。
今では調理技法は進化し、そして変化し、現在では素材も格段にバリエーションが増えたわけだが、昨晩のこの店のシェフは基本に忠実に、丁寧に時間をかけてボキューズの古典的料理を再現した。
前菜から鴨のフォアグラ、続いての皿は鴨のパテ、スープは恐ろしく透明なコンソメのなかに牛のすね、メインも鴨のロースト、オレンジソース…いずれも手を抜かない素晴らしい料理だったのだが…

食べてから1時間ほどして、胸焼けし胃の中のものが押し上げてくる感覚を覚えた。考えてみれば最初の皿から最後まですべて肉料理である。最近どちらかと言うと野菜中心の食生活を実施している私にとっては、かなりハードな食事だったと実感した。

うまいものは、ほどほどが良さそうだ。
それにしても、昨日の他の客も年齢が高かった。あの人たちは普段どんな食生活をしているんだろう。

年内にあと3回はフレンチを食べなければならない。
考えただけで正直少し苦痛である。
私の胃は、私の外観よりも加齢しているように思う。
November 11, 2011 14:52:28

新店

カテゴリー: 日記
知り合いが、近所で3軒目の店を開いたので覗いてみた。営業時間は11:30~18:00という変則の時間に興味があった。店の狙いは“昼間からワインを飲める店”
さて、この店には二つの実験があると分析した。一つは日本でワインがどれだけ普及したか…もう一つは、昼に酒を飲む人がどれだけいるか…

ランチメニューは\1,500.の一種類だけである。小さなポーションの4種のキッシュをメインにディッシュに、冷えた前菜3品と温製の前菜3品、そしてパンである。コーヒーやデザートはオプションだ。
3時からは生ハムとかチーズのワゴンサービスがメニューに追加される。

明らかにワインをオーダーさせたい意図が、グラスワイン(小さ目のグラス)が一杯\400.であるのにウーロン茶が\600.という価格設定にみてとれる。

ここのオーナーは関西ソムリエ協会の理事?をしていた人でワインに対する思い入れが強いのだろう。一軒目に出した普通のビストロで成功した。ワイン好きが集まった。二件目はキッシュの専門店を開店した。そして今回の店が3軒目である。

さて、私の感想は中途半端なお店…もう一度行くかと言われれば微妙なところだ。
私も昼からワインを飲むことがあるが、私はマダムのお店でローストビーフサンドを食べながら飲むほうが楽しく思う。

今日のお店は、私たちの他には外人連れの4名の客と近くの会社のペアー客の3組だけ…まだまだ認知度は低いようだ。

実験という点では昔から知り合いのこの店のオーナーにエールを送りたい。
近いうちにまた行くかどうかは別にして、しばらく見守っていきたいお店である。
夜の営業のない18:00までの営業時間で成り立っていくのかどうか興味深い。
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