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SOLILOQUY

ひとりごと

 
November 07, 2011 13:09:53

背荷

カテゴリー: 日記
今朝出社途中、会社の前の歩道でパン屋の社長に呼び止められ、少し坂を上ったところにある本物の異人館を利用したスターバックスに行った。まだ時間がはやいためか店内は静かで、久しぶりに二階のベイウィンドウ(テラスにガラス窓を入れて室内にした明るい部屋)の席に座ることができた。
パン屋の主人は、私のことが好きで、私も彼との話が好きで、定期的にどちらかが声をかけて世間話をする。特にテーマを決めて出会うわけではないのだが、いつもその時に考えていることがよく似ているので、たわいない話のなかでおたがい吸収できることが多く、このミーティングはこれからも続いていくように思う。

今日は彼の事業の悩みを話された。私のこれまでの経験のなかでは的確な答えは言えなかったが、参考にしてもらえることは言えたかも知れない。

定期的に話すから分かることだが、彼の人生をみていると、目の前がスーッ…と開けたかと思うと、しばらくしてまた違う問題を抱えている。
人間という生き物は、常に同じ重さの荷を背中に担ぐようにできているとでも言うように…。

私も、同じように生きているのだろう。
あなたも、同じようにいきているのだろう。

荷を軽くすることはきないけれど、荷を軽く感じられるように、経験を肥やしに足腰を鍛えておくことが懸命のようだ。

パン屋の主人が、今抱える問題を、はやく乗り切ることを祈る。
でも、そうしたら次がやってくるんだろうな…