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SOLILOQUY

ひとりごと

 
July 19, 2011 11:28:59

経験

カテゴリー: 日記
日曜日にパン屋の主人がやってきた。新規出店を考えている場所(建物建設中)との契約が、半年前から思うようにすすまない・・・とポツリと言った。別にいらついていたり、怒っている様子でもなく、淡々と話をするもので、私が答えることもなく続けて話を聞いた。「数年前だったら、短気に、こちらから仕掛けたけれど・・・今は待てるようになった。状況の変化を眺められるようになるのも経験かな・・・。」と言った。この感覚については、私も同感で若い時は、喧嘩腰で向かっていったり、すぐに別の対象に視点を移したりしたけれど、今は待てるようになった。待つということの大前提は、目の前に現れる現象はすべて自分にとって必要なことしかないという信念かしら・・・。状況の変化のなかで、見極めよく必要なものに手を伸ばすことが経験だと思う。彼は続けてこんなことも言った。「30才くらい年齢差のある自分と異なる意見を持った右腕がほしい・・・。以前は同じ意見を持つ人間を傍におきたかったけれど、それでは時代のズレに対応できないもんな。」と・・・。このことについては私には分からない。もう部下を持ちたくないから・・・。彼の話を聞いていると彼自身が年をとったんだと思った。少し会社経営に疲れていると思った。若さというものは、周りを気にせず、自分の信念に向かって突っ走る事・・・私は今でもそんな若さにも魅力を感じる。

経験の話をしている自分自身に老いを感じたひとときだった。