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SOLILOQUY

ひとりごと

 
July 08, 2011 18:34:34

失意

カテゴリー: 日記
昨日の日記で紹介した彼女から電話があった。あちらから、あらたまって連絡が入ることは珍しいことで、いつも相談に乗ってもらうために、こちらから電話することの多い私は、少し当惑した。彼女は私も知るある女性のことに干渉するのは、もう止めようと思う・・・と神妙に話し始めた。妻子ある男性との関係を続ける、その女性に身を引くように説得し、一度は別れさせたのだけれど、つい最近またよりを戻したことを知り、さらにその女性は二股と言える20才年下のボーイフレンドと同棲しているようで、今のままでは、自分だけでなく周りの人々を不幸にしてしまうことを、なんとか避けさせたいと説得を続けたが、聞く耳をもたずギブアップしたと打ち明けた。そのきっかけの一つに、「好きでやってるんだから、ほっといたら・・・どうせ当事者だけの問題なんだし、周りからとやかく言われることも楽しんでるんじゃないの・・・」という一昨日私が言った言葉も影響したという。自分の人生と重ね合わせて、なんとか不幸になる人を出さずにまだ精神的に子供の女性を大人にしてあげたいという彼女の思いは、失意のなかに泡と消えた。

世話好きの彼女に、他の女性のことは、これからも助けてあげてね・・・と言う、慰めにもならない言葉をかけることが、私には精一杯だった。

他人のことに、そこまで入っていける彼女を、私は尊敬する。
しかし、私はこの度のことで、他人のことに深く首を突っ込まないで生きていこうと改めて思った。