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SOLILOQUY

ひとりごと

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February 13, 2013 11:10:17

不幸

カテゴリー: 日記
今朝、仕事の話のついでに、ご機嫌伺いした知人が、“悪い事が続くのよ…、昨晩娘の主人の父親が亡くなったのよ。”と言った。

彼女は昨年末にも、立て続けに実の兄と親戚を亡くしており、昨年で断ち切って今年に持ち越さないように祈っていたことを知っている。どうやら、新年になってもまだ吹っ切れていないと感じて、気が重たいようだ。

年をとって経験を積むと、世の中は自分の予想の範囲内で動き始めるように思えるが、そこには落とし穴があって思いもしないことが起こるものだ。年寄の死なんてのは、どう考えたって近いうちにやってくるこだから、びっくりすることではないだろう。
予想もつかない事と言うのは、地震とか津波とか、車が対向車線を越えてぶつかってくるとか…。毎日世界中のどこかで現実に起こっている。そして自分に起こり得る可能性も充分あるはずなんだ。

自分の人生が悪い周期に入っていると考えている彼女には、もっと悪い事が起こるかも知れないよ…なんて脅しは言わずに、予想もしない楽しい事がやってくるかも知れないよ…と言っておいた。

幸せは、いつまでも続かない。
辛いことも、いつまでも続かない。
人生、何が起こるか分からない。
人生、何が起こるか分からない。
February 14, 2013 15:23:30

覚醒

カテゴリー: 日記
昨日、昼一番で手術がはじまり、予定時間の4時間ほど経った夕方…手術室から出てきた担当医から無事終了の報せを聞いた。麻酔が覚めるまでの間に執刀医から説明を受けた。相変わらず外科医特有というか…摘出した腎臓と腫瘍を誇らしげに持ち上げてみせる仕草が奇異に見えた。
私は手術に関する不安は皆無だった。それよりも、これから行われる病理検査による転移の有無と、本人が元に近い生活をもどろうとする意志がどれだけあるかの問題である。これからが正念場だと思う。

麻酔から覚めICUに見舞った。全身麻酔からの目覚めは、現実と非現実の区別がつかない。このことは経験のなかで分かっている。案の定、母は虚ろな眼差しで聞かれたことに反応しているようだが、言葉はうまく返ってこない。きっと次に会った時には何も覚えていないだろう。

ICUのなかで、私を執刀した心臓血管外科の医師に出会った。昨日も誰かの命を救ったのだろう。軽く会釈したら、先生も気が付いて話しかけてきた。
8年前には、同じこの部屋で私の目覚めを母が待った。今度は私が母の目覚めを待った。
世の中には、時によってまったく立場が逆転することがある。そのどちらも経験することが人間としての懐の深さをつくるのだろう。

誰かにしてもらったことを、誰かにしてあげる。

最近、私に、この機会が与えられているように思えてならない。それは、私が、何年かに一度の成長期を迎えているからに違いない。
February 15, 2013 17:50:16

淡々

カテゴリー: 日記
今日の午後に、取引先でもあり同時に私の尊敬する方が奥さん同伴でやってきた。1週間前に奥さんからわざわざ私に話したい事があるからと連絡をいただいており、いろいろ思いを巡らせていた。

話を聞いてみると、決して私にとって良い話ではなかったが、私の想像する範囲内のことであった。
残念な内容だったが、出不精の会長がわざわざ出向いて来られたことは、私に礼をつくしていただいたことが充分伝わった。

いずれ起こる得ることが、少し早めに起こっただけなのだ。そう思おうとした。
お二人と話をするうちに、私達の関係が仕事を通しての関係だけではなかったことを改めて思いしらされた。

目の前に現れた条件を整理して、淡々と進むだけである。

悩むところはあるが、今、爽やかな気持ちである。
いいご夫婦と巡り合えたと思う。
お二人が、いつまでもお元気でいらっしゃることを祈りたい。

目の前に表れた設定を理解して、淡々と進むだけである。
February 16, 2013 16:08:49

変化

カテゴリー: 日記
なんだか、最近…私の人生が音を立てて変わりつつあるように思える。

3年間毎日弾いていたギターを触らない日があるし、スィミングも始めた頃のように詰めて行かなくなった。英会話も間が開くようになった。毎日書いていた日記も書きそびれる日がある。

続けていたことを中断することは良くないかもしれない。だから止めてしまおうとは思わない。それぞれの今までのペースが少し遅くなったように思う。新しいことに興味が移ってきたのだろう。絵本(絵解き本)の作成と仕事のことに頭が働く。

この数年間は、これからの私の人生のために必要な時間であったと納得する。それが自分で分かるということは良いことだと思う。生命力が充電されたように思う。このことは、きっと気が付かなければ流されてしまうだろう。

未来を生きるために、私は昨日を生きて、今を生きている。
この充実した感覚を実らせたい。
February 17, 2013 21:33:10

価値

カテゴリー: 日記
1974年日本で初めてコンビニができた。その頃のコンビニの売りは“24時間、開いている”“品揃えが豊富で必要な物が揃う。”“対面接客の煩わしさがない。”の三つだったと思う。コンビニが一般小売店よりも名前の通り便利な店だと一般人が認識したとき、コンビニ各社の戦いが始まった。弁当戦争とか、デザート戦争だとか、オリジナル商品の戦いになって、お蔭で我々は美味いものを手軽な価格で手に入れることができるようになった。

その代わりに私達が失くしたものもある。その一つが“物の価値…。”
昔だったら、わざわざ町に出て専門店に行って手に入れていた物が、いつでも手に入るから、持っているかも知れない物でも、探さずに、簡単に同じ物を買い求める。
傘の価値なんて、以前なら高価で大切なものだったが、今では雨が降れば簡単に手に入る消耗品になっちゃった。
コンビニで小銭を使う癖が習慣化したから、お金をコツコツ貯めて、欲しい物を買うなんてことをしなくなったんじゃないかな?若い人が車を欲しがらなくなったと聞くけれど、それはスマートフォンとコンビニの普及も大きく関係あるんだろう。
企業は、人間の欲求を分析し追求し、より簡単に人々の望む物を提供するから…そのお蔭で商品の価値がどんどん下がってしまう。

世の中の流れに抵抗して、高級傘でも買ってみようかな?
でも、そんな傘をさして歩くのも恥ずかしい気もするし…、やっぱりビニール傘で充分だ。
どうやら私自身もコンビニの戦略に、まんまと乗せられてるみたい…。
世の中について行けていると喜べない複雑な気持ちだ。
February 18, 2013 13:25:37

窮地

カテゴリー: 日記
ずっと昔…ここでも書いたが、震災の前の年にクロアチア出身のスイス人女性に励まされたことを思い出した。“あきらめちゃダメ!探せば絶対にいい方法がみつかるのよ。”流暢な日本語で彼女は私の目を見て語った。
翌年震災がおこり、その影響もあり数年後に窮地に立たされたが、ある弁護士との出会いによって、最悪の状態を乗り切った。それまでは彼女の言葉が小さな支えであったが、以後心から信じることのできる真実の言葉になった。
彼女は、震災の年にご主人の会社の関西撤退とともにスイスに戻り以後日本訪れることは無く、考えれば20年近くお会いしていない。なんだか急にお会いしにスイスに行きたくなった。

彼女の言葉を思いだすと、今、私の目の前にある壁を乗り越えることができると信じることができる。

有難う。セニアさん…。
February 19, 2013 11:43:25

震災

カテゴリー: 日記
昨年の夏に初めて発表会をしてくれたピアノ教室の先生から、前回…この会場で弾いた生徒さん達の評判が良かったので、また予約が入り、さきほど先生が打ち合わせにやってきた。2月24日に行われる。
幾つかの発表会の予約を受けてきたが、どちらの先生もそれなりに人柄が良い。今朝、打ち合わせを済ませた後に先生と世間話をした。震災で家が倒壊し、傾いて崩れそうな家のなかから近所の人がピアノを運びだしてくれ、家を建て替えた時に20畳のピアノを弾くための防音室を作り、最初は教えるつもりはなかったそうだが、その部屋にやって来た知人が教えてほしいと言うもので、そこから教え始め、それが今では100人ほどの生徒をかかえるようになったと言うのだ。
話を聞いて、私の知人の歴史研究家のことを思い出した。震災でピアノを押しつぶされ、それ以降一度も弾かなくなったと言う。

同じ震災を経験し、ピアノを職業とした者、二度とピアノを触らなくなった者…いろいろだ。

さて震災は、私の何を変えただろう。
すぐに、思い当たらない。
幸い、知り合いに亡くなった人は一人もいなかった。
でもあの時の記憶は、思い出せば湧き出すように蘇る。
私も震災経験者と言う経歴からは逃れられない。

ピアノの先生のピアノの音色には震災の記憶が含まれているに違いない。
歴史研究家が、震災の記憶を携え、いつかピアノを弾く日が来ることを信じたい。
February 20, 2013 09:11:15

眼鏡

カテゴリー: 日記
ピアノ椅子の脚のゴムが一つどこかにいってしまい昨年の11月末にYAMAHAに電話注文した。あいにく在庫がなく取り寄せとなり数日後に入荷の連絡を受けたが、いつでも取りに行けると思い、そのまま放っておいた。
昨日、ふと取りに行こうと思い立ち、もしや定休日ではないかとネットで調べていたちょうどその時、心当たりのない番号から電話がかかってきた。でてみると…なんと、そのYAMAHAからの催促の電話で驚かされた。

YAMAHAからの帰り道、馴染の眼鏡店の前を通ったら、大きなマスクをかけている私を見つけて主人が“どうしてメガネかけてらっしゃらないんですか?”と声をかけてきた。“マスクしてるから曇っちゃうんですよ。”と、世間話が始まった。

しばらくして“実は来月で店閉めるんで、3月になったら50%OFFやりますから来てください。”と、告げられ、思わず“じゃー買いに来なくちゃー、楽しみにしてます。”と、返した。後で楽しみにする…より、残念ですね…と言えば良かったと思ったが後の祭りだ。
主人は“お客様で店じまいのことを話したのは、○○さんが初めてです。”と言った。

不思議なご縁があるものだ。
“偶然”と言う“必然”に違いない。
来月は、眼鏡を新調しがてら、主人の労をねぎらいに行こうと思う。
February 21, 2013 16:08:43

害虫

カテゴリー: 日記
今朝、車を運転して会社に来る途中、信号で一番前に止まった私の車の前に、左折してきた一台の大型ベンツが割って入った。見ると、毛皮の襟巻をしたお金持ち風の年配の女性が運転しており、次の信号待ちの間に運転席の窓から火のついた吸いさしの煙草が捨てられた。
私は一瞬目を疑った。昔はヤンキーと呼ばれた若者や、営業マンが平気でポイ捨てする光景をよく見かけたものだが、最近では健康や環境美化問題で喫煙者に厳しい世の中になってきたから、世間の喫煙マナーも改善してきていると思っていたのだが、きっと彼女は見かけは大人だが、ハートはまだ子供…ヤンキーのままなのだろう

煙草のフィルターは、合成繊維でできている。紙や煙草の葉は時間とともに自然にかえるが、フィルターはいつまでも、そのままの形で残る…。手入れの行き届いていない墓地の墓参りに行って花を供える時は、セロファンやリボンは外すように歴史研究家に言われたことがあるし…、山上りでも同じだろう。金属缶やプラスチックなどバクテリアが分解できないものを自然界に放置することは地球を破壊するに等しい行為なのだ。

キアヌ・リーブスが主演した映画で…人間を滅ぼしに宇宙からやって来た創造主に、アメリカ合衆国を代表する人物が“私達の地球をどうするつもりだ?”と問うと、創造主が“あなたたちの地球?人類は地球にとっての害虫だ。”と言うくだりがあったが…。

今度、あのおばさんが煙草のポイ捨てするところ見つけたら、“あなたは、地球にとって害虫だ。”なんて…言ってやろうかと思ったけれど、きっと変なおじさんだと思われるだけだから、また見て見ぬふりをするに違いない。
私も、大人やしな…。
世の中を改善できないおじさんの独り言や…。
February 22, 2013 20:31:38

内臓

カテゴリー: 日記
母は、先週の水曜日に手術をし、今週の水曜日に退院した。順調な回復である。腎臓を一つとったが、今のところ何の問題もないようである。心配した体力の低下もなく一安心だ。
開腹(手が入るほど腹を切る)手術ではなく腹腔鏡手術と言って患部の周囲に何か所か穴を開け、手を入れずに専門の医療器具だけを体内に入れる手術であった事もあり術後の回復が早いようだ。

術後、本人が麻酔から醒める前…、例によって執刀医から切開した患部を見せられ説明を受けていた時、私は腎臓をカメラにおさめた。いつか母に見せてやろうと思ってのことだが、どうも本人は見たくないようで、その後、写真は誰もみることがない。

私は自分の手術で切り取った動脈を見ることができずに、残念な思いをしたことを覚えている。なんしろ目が覚めるまでに2日間が経過していたのだから…。
普通の人は注射針が自分の皮膚を貫くところを見ないものだと聞くが、同じように切開した内臓の一部など見たくないのかも知れない。

この日記で撮った写真を公開しようかと思ったが、ひんしゅくを買いそうだから止めておくことにした。

ともかく、今後の切り取った患部の検査でも、大きな転移が無いことを祈りたい。
赤の他人ではあろうが、皆さんも、同じように祈っていただけたら有難く思う。
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