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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 26, 2013 19:55:13

名医

カテゴリー: 日記
朝から総合病院で検査を受けた。血液検査・動脈硬化の状態を見るABI検査・レントゲン検査・胸部腹部の造影剤を入れたCT検査…今まで一度にこんなに沢山の検査をしたことがない。最近の総合病院では1時間ほどで全ての結果が診察室で分かる。結果は全てに異常なしであった。結局…原因は不明…。尿道結石の可能性が考えられるが今日時点で、すでに流れてしまったのか痕跡がない。

6年前と同じだ。もやっとした感は残るが、一安心だ。数年間は、あの痛みから離れていられるだろうか?

私を診察中に主治医に電話がかかってきた。地域予約センターからだろうか?どうも、先生による重病患者の緊急手術を指名してきた他の病院からの依頼のようだった。耳に入ってきた先生の答えは、午後から東京の学会での講演のために出張するので、症状の重さから同病院の若い医師だけには任せられないので他の病院に回すしかない…とのことであった。
電話が終わり、私の診察に戻った先生は、“病院じゃなくて私の名前で患者が来るので、申し訳ないけど仕方がないんだよね…。今年は3月に入ってからアメリカや東南アジア等での講演会や研究発表の海外出張が入っていて、手術の件数がどうしても減るんだ。”

名医と縁のある患者、縁のない患者…いろいろあるようだ。
私は素晴らしい名医と巡り合うことができた。
先生に“今日の先生は、今まで以上に貫禄があるよう見えます。”と、言った。
すると先生は“そう、有難う。講演するから昨日散髪したんだ。いつもボサボサでしょ?”
そう答える先生が、いままで以上にかっこよく見えた。

今日先生に手術を受けられなかった方が、無事であるように祈りたい。