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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 06, 2013 17:36:38

祈願

カテゴリー: 日記
今日は朝から、叔母に誘われ、初めて東大阪市にある石切神社に参った。来週に控えた母の手術の無事を祈る祈祷をお願いし、お百度参りをするためだ。
私が7年前に手術をする前に、叔母達がこの神社に参って、お札をいただいてきて私に渡してくれた。その後無事に回復しお礼参りに行かねばと思いつつ時間が経過してしまった。この度の誘いがなければ行きそびれしまったのに違いない。
良い機会だと思って、気楽に出かけたのだが、実際に自分が百度参りをして、どれだけ叔母たちがこの私のために時間と労力を費やしてくれたかを思い知った。改めて深く感謝した。
これから年老いていく叔母たちのために、私は何度かこの神社を訪ねることになるだろう。私がしてもらったことを誰かにお返ししなければと心から思う。

駅に向かう道すがら、叔母と坂道の途中にある食堂で昼食をとった。勘定を済ませ暖簾をくぐって店の外へ出ると店先に土産物の牡丹餅を見つけた。買おうかどうか迷っていたら、店の奥さんが“今日は天気が悪うて人出がないから、はよ店閉めようおもて、これ…500円(定価は6個入り600円)にするから買うてって…!と、声をかけてきた。私は一パック注文したが、3個入りのパックもほしかったので、指さし、“それなら、こっちは250円(定価は300円)?”と尋ねてみた。そうしたら奥さんは“それは違うんやけど…、まぁーええわ…兄ちゃんまけとくは!”と、250円にしてくれた。“おかみさんの顔が、有難く見えますは…。”と、言ったら、嬉しそうに笑ってくれた。みんなが幸せになった瞬間だ。

誤解しないでいただきたい。私は値切ったわけではない。値段を確認しただけなのだ。いくらなんでもお参りに来て値切って帰ろうとは思わない。