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SOLILOQUY

ひとりごと

 
January 12, 2010 21:11:54

家族

カテゴリー: 日記
8年前、息子が登校拒否を続けていた時、私は今だからこそ分かるのだが最低の親であった。
先ず・・・1)“頑張れ”と励ました。2)気分転換させようと嫌がる息子を力ずくで山に連れ出した。3)痛がるほど強く抱きしめた。4)“自分がやろうと思えばできるんだ!”と繰り返した。まさに、登校拒否の子供には絶対やってはいけない見本のオンパレード・・・
この頃の私には、学校にいけなくなると言うことが病気であるとの認識が無かった。だから誰に相談することもなく、親族にも隠した。息子も私も苦しんだ。今は病気だという認識がある。だから専門医に相談することや、ある程度薬に頼ることも必要だと分かる。急いではいけないことや、症状の改善だけではなく、時には悪い状態に戻ってしまうことがあることも理解できる。
彼が登校拒否の間、親として、かろうじて続けて良かったと思うことがある。夜中まで続けたメール、チャット、ゲームを取り上げなかったこと。そしてネットやビデオを見て覚えた松本人志のギャグを完璧に再現する天才的な暗記力を認めたこと。褒めたこと・・・
幸い、息子は高校になって通学しはじめた。高3の時には無遅刻無欠席であった。卒業式のときに表彰された。嬉しかった。
ここ数年、なにが起ころうと、息子に激しい感情をみせた事はない。何より私自身がおおらかで、大きくあることが、家族にとって安心と自立をもたらすものだと認識している。