先月ギター教室を休んだ。その間ギターを弾かなかったわけではない。弾きたい曲は毎日弾いていた。 先生が私に新しく教えようとするバッハの曲が私の練習意欲をそそらず、私にも新しく弾きたいから教えてくださいと言う曲がみつからないのだ。 以前はレッスンよりも先生との会話が楽しくてレッスン室に入る楽しみもあったけれど、先生の話す内容も奥行が見えだしたし、私も先生に伝えたい話題がなくなってきた。先月、1か月間休むことは先生に伝えたが、今年になっても教室に行こうというモチベーションが上がらない。さてどうしようかと思っていたら、年初から、またペグが空回りし始めた。先生にしか直せないから先週の土曜日に先生の家を訪ねた。昨晩修理の完了したギターをいただきに行ったら…オーストラリアから娘さんが親子で里帰りしており、初めて青い目をしたお孫さんをみかけた。孫といっしょに過ごす時間を大切にするために今週の土曜日までレッスンを休みにしているようだ。まだレッスンがないと分かり、ホッとする自分がいた。 さて、土曜日にレッスンに行こうか?…もう少し先にしようか?…まだ悩んでいる。 先生にギターの修理代金を尋ねた。先生は“1億円”と言った。私は“木の葉に変わる小切手でもいいですか?”と、答えた。 なんだか会話に冴えがない。 新婚気分が抜けてきた夫婦関係のようだ。さてこれからが先生との深いお付き合いのスタートだと肝に銘じよう。 まだ、離婚は考えていない。 |