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SOLILOQUY

ひとりごと

 
January 21, 2013 12:18:08

評論

カテゴリー: 日記
昨日映画を観に行った。最近封切られた話題の洋画が2本ある。一つは“テッド”生きているテディーベアー?の物語。もう一つはブルース・ウィルス主演の“ルーパー”だ。チケット売場では“テッド”のほうが売れ行きが良かったようだが、SF好きでアクション好きの私は“ルーパー”を観ることにした。
面白い映画ではあったが、前評判ほどではなかった。日本の漫画(劇画)の影響を大きく受けていると思われるカットがそこかしこにあり、おそらく原作者は日本のアニメをかなり参考にしているに違いない。

私の子供の頃は日本は物真似上手で、安価でしかもコンパクトに物作りすることだけが取り柄と言われていた。車のデザインにしても欧米車に比べ、なんだか垢抜けなかったけれど、最近ではデザイン力も世界トップクラスだし、アニメの世界を見ても発想力、想像力、展開力は外国の追従を許さない。
そのかわり…昨日の話じゃないけれど、“大鵬”を知らない人が増えて来て、“戦争”や“光化学スモッグ”や“学生運動”や欧米に必死で近づこうと必至で戦った企業戦士のことは忘れ去られつつあるんだろう。

戦争を知らない私が、しんみり言う話じゃーなかったけれど、なんだか私の年になると忘れ去られることに寂しさを感じる。
この世界は、いつの時代でも少しづつ変化していて、若い時にはいつも自分が流れのなかにいると思っているけれど、年をとってふと時代についていけなくなった自分を知る時がやってくる。

日本の旬のアニメ作家の人達も、いつかそう感じる時があるのだろうけど、若いうちは、どんどん自分のいいと思う作品を作り続けてほしいものだ。そうしたら、そんな今の作品を見て育った未来の若い作家が、まったく新しい物語を紡ぐのだろう。

それはそうと“ルーパー”と日本アニメの関係について書かれた評論はまだ目にしない。ひょっとすると私は大きな勘違いをしているのかも知れない。