今朝何気なくつけたテレビでichiroのドキュメンタリーを見た。 偉大な男である。 私とichiroとの出会いは、20年前にさかのぼる。彼がまだオリックスに入って2~3年めの頃だったと思う。すでに天才バッターの片りんを見せていたが、まさか世界のichiroになるとは誰も思わなかった。 会社近くの交差点で信号待ちで立ち止まったら、20才くらいの若者3人が私の横に並んで談笑していた。そのうちの一人の体型が目に留まって良く見ると、私とさして身長が変わらないのに、腰の高さが日本人離れしていて、臀部の筋肉の締まり具合が、全く無駄のない黒人アスリートのように見えた。明らかに一緒にいる二人の男性とは違う人類に見えことを記憶している。それがichiroとの初対面の印象である。 勿論、話をしたことはないし、それ以降、球場のフィールド以外で見ることもない。 私が今までに、出会った最も偉大な人間…それがichiroのような気がする。 彼とは、これから町中の信号待ちで横並びになることはないだろうが、いつかどこかで話をする機会があると信じて生きていたい。 |