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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 25, 2012 14:33:45

見直

カテゴリー: 日記
私は、今…生命保険の見直しを考えている。
子供が学生だった頃に加入した保険は逓減定期生命保険という、時間の経過とともに保障額がだんだんと小さくなるものだった。子供が大きくなるにしたがって、独り立ちするまでにかかる費用も徐々に減少していくし、成人してしまえば私が死んでもそれほどお金が必要ないだろう…と言う考えで選んだ保険だ。その保険は70才になったとき保障が消える。

子供が成人した時に一度見直しを考えたことがあった。所謂保障額を思い切って減額し終身保険への変更を考えたが、その頃は大動脈解離の手術仕立てだったから、医師の審査が必要になる新しい保険に入り直すことは不可能だと考え、あきらめて、そのままにしておいた。
手術から6年が経過し、今日…思い切って新しい保険に入るために医師の審査を受けてみた。尿検査と血圧測定と問診という簡単なものだった。
気になることがあった。心拍数がやけに高かったのだ。美人の女医さんならともかく、禿げ頭で腹の出たおっさんにときめくはずはないし、毎朝計測していて確かに今朝も今までにないほど高かったから少し心配だ。

私は自分のことを傷モノだと思っているから、審査を通らなくてもがっかりはしない。なにせ胸には人工血管が入っているし、血圧のコントロールのために数種類の薬を服用している。これで審査を通せば保険会社がまるまる損するに違いない。
…とはいうものの、どんな試験でも、審査でも、できれば受かりたいと言うのが本音だから、今少しソワソワしている。

自分が保険金を受けとるわけではないが、私が70才を越えても生存している姿を、自分で想像できるようになってきた。
未来を見つめることのできる今の環境に感謝したい。

ダメだしされても、がっかりしないように腹括って結果を待つことにしよう…。