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SOLILOQUY

ひとりごと

 
October 18, 2011 20:13:49

旅行

カテゴリー: 日記
今日、私が学校を卒業し、初めて就職した会社の新入社員研修で、お世話になった工場のある港町を訪ねた。数年前に高速道路が直結したので、私の町から2時間半で行けるようになった。以前に比べれば近くなったと感じるが、それでも瀬戸内海から日本海へ抜けるわけだから、ちょっとした旅行気分には違いない。

町に着いて、駅前に向かって車を走らせていたら、見覚えのある店構えの料理屋が目についた。35年前の研修当時…仕事が終わって先輩や同期の仲間と酒を酌み交わした若き日の記憶が蘇った。その店の名物は、“あさりの酒蒸し”だったように思う。

一昨年も6年前にも、この町を訪ねたがその時には、この店の記憶は飛んでいた。
懐かしかった。

残念ながら昼飯時で満席だったもので、国道沿いの“魚定食”と看板を掲げた店の暖簾をくぐった。なんと正午過ぎだと言うのにノーゲスト…。店主がすかさず“いらっしゃい”と言うものだから、引き返すこともできず、1種類しかない魚定食をオーダーした。
私が店主に、この町でもっとも大きな会社(工場)で研修を受けたことを話すと、主人は語りはじめた。「町で一番大切な会社だけれど、最近は景気が悪いようで人員削減しているみたいですわ。以前はこの店も接待で使ってくれていたけれど、最近は接待なんて全くありません。ここと違って接待だけで景気良かった店は、やって行かれへんようになって無くなりました。厳しい世の中です。」

私を社会人として育ててくれた上場企業にも、時代の流れが押し寄せ、地元の経済に影響を及ぼしているようだ。

いつもの教訓が頭に浮かんだ。
“幸せはいつまでも続かない。辛いこともいつまでも続かない。なにが起こるか分らない。なにが起こるか分らない。”

私を育ててくれた会社が、盛り返し、いつまでも続いてくれることを祈った。