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SOLILOQUY

ひとりごと

 
October 11, 2011 13:53:24

部下

カテゴリー: 日記
昨日は、先日オープンしたイタリア料理の店に顔を出した。33歳の若きオーナーシェフの店だ。
我々がその日最初の客となったようで、カウンターの一番奥の席に通された。他に3人連れのセッティングがなされていたが、それ以外の予約客はないらしい。
産声上げたてのこの店は、まだ厨房の試運転期間のようで飛び込みで扉を開けた8人ずれの客は、料理が回らないという理由で断られていた。
オープニングスタッフで予定していたメンバーが一人もそろわず、結局オーナーと彼の友人の奥さんとの二人だけでの船出となったようだ。満席時25席余りの店をまわすことは、難しいのだろう。
しばらくして二人ずれの客が入ってきて、予約客の3人と我々とで計7名で手一杯となった。

予約していた3人のうちの一人は、私がレストランを経営していた時の3代目の店長だとシェフから聞かされた。彼と出会うのは、彼が大阪でイタリア料理の店を持つために退社して以来およそ10年ぶりである。彼は優秀な人材で彼が店長だったときが一番売上が良かった。
向こうから私に気が付くかどうか声をかけずにいたら、彼の連れの二人の女性が私に気づいて声をあげた。チョコレートショップのスタッフと企画会社のスタッフだ。3人とも私の部下だったから驚きだ。
昔を思い出しながらワインと料理で楽しいひと時が過ぎて行った。

彼が独立を果たした大阪の店へはまだ行ってあげていない。私も最近心に余裕ができたし、遅ればせながら、近いうちに行ってみようと思った。