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SOLILOQUY

ひとりごと

 
October 17, 2011 09:54:23

油断

カテゴリー: 日記
昨日、家に帰ろうと思いながらマダムの店の前を通ったら、ガラス越しにバラのおじさんがいるのが見えたものだから、コーヒーでも飲みながら少し話をして帰ろうと店の扉を開けた。そのおじさんは、私より10才年上で5年前ほぼ同じ時期に私と同じ病名の大病を患い、私は手術をしたけれど、そのおじさんは手術しないで食事療法と薬の加減で生き延びた。
明らかに今では私のほうが元気である。おまけに彼は今年になって前立腺の手術をしたようだから、風邪をうつしてはいけないと思い、マスクをしたままで話をした。
彼は、私がマスクをしているにもかかわらず、「調子良さそうだね!」と、言うものだから、調子にのって「今日は、今まですっきりしないでいたものに光が見えた日で…解決したわけではないんですが、なんとかうまくいきそうなことが幾つかあって、ホッとしているんです。」と言ったら、いつものように笑いながら「それは、良かったね!」と言うから、私は「幸せのお裾分けをしますから、持って帰ってください!」と、調子に乗って答えた。
そのまましばらく談笑して別れ、一人になってから“うまくいくぞ!”と、自分に言い聞かせた。

今朝起きて犬の散歩をしていたら、今日の午前中にホールでコンサートがあったことを、すっかり忘れていたことを思い出し、散歩も中断して、あわてて引き返し大急ぎで身支度して会社に向かった。何事もなく今、コンサートが行われている最中だが…、

こんな私が、他人に幸せを振る舞うなんて、とんでもない。
油断してはいけない。人生なにが起こるか分からない。平穏におもえる時にやってくる災難というものもあるのだから…。

だけど、守ってくれているなにかもあるのよね! 感謝!