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SOLILOQUY

ひとりごと

 
October 13, 2011 12:58:14

注意

カテゴリー: 日記
昨日の朝、高級住宅地にある百貨店のイベントホールでおこなわれるジャズライブのイベント会場の音響の仕事でJRに乗った。
新快速のほうが目的地に早く着くと思いつつ、通勤時間帯ですし詰め状態に違いないし、音響の先生との待ち合わせの時間にも余裕があるので、普通列車に乗りこんだ。

つり革につかまった私の目の前に座っている気の弱そうな小柄の会社員風の男性が口元を手で覆い隠しながら電話を握っていた。
指の隙間からら漏れてくる話の内容から相手にパソコンの操作方法を小声で指図していると分かった。
数駅が過ぎ、車内に空席が出始めた頃、会社員は立ち上がって扉の前に向かって歩きはじめ降車客の列に並んだ。ちょうどその前にアーミールックの長髪で大柄な男性が、まだ携帯電話を握りしめている会社員に「電車の内や、切らんかい。」とすごんで見せた。会社員はそれから間もなく停車し扉が開くと大柄の男が掴んでいた手を振り払って外へ出ようとした。するとその大柄の男は右足を見事に伸ばし会社員の背中にヒットさせて押し出した。会社員はそれでも携帯を話さず振り向きもせず改札口に向かって階段を下りていった。
大柄の男は「この野郎!」 と言って、会社員を追ってホームに降りた。

二人の間で合意できたものか、それとも会社員が二三発殴られ、警察が間に入ったか…
その後の顛末は分からない。

車内で携帯電話を使い続けて話すことは良くないことだ。だが正義をかざして暴力を振るうことは、もっとダメだろう…。ここのところの道理を二人に誰が教えてあげるのだろう。

誰も他人事のように見て見ぬふりをしていた。私もその中の一人だ。

もし携帯電話を使用していた男性が、こわもてのプロレスラーであったなら、アーミールックの男性は注意できただろうか…などと考えた。そして、それ以上は考えないことにした。