昨日、ギターの先生のご機嫌がどんな具合か気になりつつ、コンサート後初めてギター教室に行った。 すると昼過ぎだったせいもあるが、先生はいつものように少しとぼけた顔でレッスン場へ現れた。予想通り、他に誰も生徒のいない二人だけの部屋で前回のコンサート“ちょっと贅沢なピアノとギターのコンサート”の話がはじまった。 先生は、のっけから、コンサート後の落ち込み?から完全に立ち直ったと話し始めた。 私は、先生に元気がなかったらどうしよう…と少し心配しながらやってきたものだから…一安心。 先生曰く、あのコンサート後1週間で自分が数段レベルアップしたと言いながら以前との音に違いを私に弾いて聞かせた。しかし、私にはかろうじて音の違いは判別できるが、どちらが良い音かは分からない。 私は、先生が思うほど聴力に関する感性は高くない。 しかし、鋭い感覚を持った人の感じ方を、頭で理解することは大好きだ。 先生に、一言だけコンサートの感想を言わせていただいた。 “コンサートの最後の曲で、先生はピアニストと戦っていたように思うのですが、戦わないほうがいいのではありませんか。” すると“そう、そのとおり、戦っていたと思う。次からは少し姿勢を変えてみるようにするは…。” 私の先生は、感覚がそれほど鋭くはない私の言葉に耳を傾けることができる。 私は、そんな先生が好きである。 次回11月18日(金)のvol.2のコンサートで、復活した先生の演奏に出会えることが今から楽しみだ。 またまた、ギターのレッスンはほとんどなく、次の生徒がやってきて私は帰り支度を始めた。 しかし、私はいつものように幸せだった。 |