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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 04, 2010 22:47:25

脳 part Ⅰ

カテゴリー: 日記
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」のパーソナリティー脳科学者の茂木健一郎は昨年秋に脱税が発覚し、今年の3月?でNHK降板が決まっているそうだが、まだよく理解されていない“脳”の仕組みを分かりやすく解説する能力を買われてか・・・倫理規定の緩やかな民放では、バラエティー番組にも引っ張り蛸のようだ。昨日の“ベストハウス123”で彼が脳の興味ある潜在能力について解説していた。
脳は自分が経験したこと(見たこと・聞いたこと)を自分の意識(覚えていない)がなくても一度情報として取り込むと一生消えない“指紋”のように焼きつけると言うのだ・・・そのことを数ヶ月前に一瞬目にした(本人が記憶にないという)その人の無意識下の記憶にある風景を、外部から脳波の計測によって読み解くという公開実験を行った。
人の記憶は側頭葉という部位に蓄えられるようだ。しかし、いくらストックされた情報が膨大であっても、情報の源から記憶を引き出すための伝達回路が細い人は、情報は何の役にも立たないゴミ同然であり思考力が劣るらしい。この回路を太くする生活習慣をつければ、入った情報をうまく活用して脳全体の活性化を促すようだ。自分の記憶回路を探る前にネット検索で情報を得てしまう現代人は、この情報伝達回路は細くなる傾向にあるらしく、情報伝達回路を太くするためには記憶を呼び覚ます“思い出す”という行為が大切であると解説していた。“自分は年だから”とか“最近物忘れが激しくなって”などと納得することは禁物であるらしい。脳の“アンチエイジング”には、諦めない・自ら老齢を意識しない・周囲が年齢を意識させないことが大切であり、年を重ねても訓練によって伝達回路を太く保ち脳を活性させることは可能のようだ。