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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 13, 2010 23:49:25

退院

カテゴリー: 日記
今日、心筋梗塞で入院していた年上の友人が退院し、迎えに行った。退院したと言っても完治ではない。最初のカテーテル手術の後、予定された退院日の朝に胸の痛みを覚え延期となり、結局3週間の入院のうち4回のカテーテル手術をおこなった。しかしまだ不明の病巣があると予想され、しばらくは病状の急変はなく続けての手術に負担があると判断され、家での安静を守ることを条件に来月10日の再入院までの間帰ることが許されたわけだ。面会謝絶のために久しぶりで会う彼は、入院前より顔の血色が良くなっており、目力もあった。病室での睡眠と管理された食事が良かったのだろう・・・それまでの睡眠不足と偏った食生活がいかに体を酷使していたかが伺い知れる。ともかく、良かった・・・

昨日、彼の仕事のパートナーである声楽家の女性から電話があり、全く自分に連絡してこないと愚痴を聞かされた。今日の退院のことも全く知らないらしく・・・今朝もまた電話があり「ねえーどう思う。電話しても返事は返ってこないし、どうして私に連絡ないんでしょうか。昨日の夜も腹が立って眠れなかったの。」と聞かされた。私は「連絡できない理由があるんだろうし、病人に腹立てても仕方ないでしょ。元気になってから少し怒ればいいじゃないですか。イライラしても自分にストレス溜まって体に悪いだけですよ。」と言った。
心配し過ぎて、相手が恨めしく思えることがあるんだと思った。
最近、私にはそのような感覚がない。相手に対して必要以上に期待をしないし、期待を裏切られる事も想定内であるし・・・終始自分のペースを守れている。
経験で身につけた、自分にストレスをかけないテクニックだ。
それが相手に対してもストレスをかけないことになるのだろう・・・と思う。