昨日、知人から当時18才の宮沢りえをモデルに1991年に出版された“Santa Fe”と言う写真集を見せてもらった。出版当時…気になっていた本であるが、個人で買うほどのこともなかったし、周囲に持っていますよ…と公言する人や見せてやろうと言ってくれる人もなかったので、結局当時話題になったヌード写真集を昨日初めて見たわけだ。 感想は“美しい”…人が衰えるものだと知った私は、人が最高に美しい体を持った瞬間に写真集としてその美しさを定着させた行為に感激した。 当時、おそらく宮沢りえ本人は、その美しさの本当の意味を知らなかったに違いない。衰え…ということを知っている…彼女のマネージャー的存在だった母親の考えによるものだと思うが…究極の美というものは、その対局を知ったもののほうが、価値を見いだせるに違いない。 出産後活動する宮沢りえの芸能活動を見ていると…彼女が死んだ後に彼女を偲ぶ形ある遺品として“Santa Fe”が最も光を放つように思える。 さて、あなたはすでに、あなたの美しさを焼き付けたなにかをお持ちですか…あなたはすでに、あなたの美しさを知る人に出会いましたか… 私は、これからも私がこの世で生きた証を作っていきたいと思う…。 |