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SOLILOQUY

ひとりごと

 
August 27, 2011 11:53:20

記帳

カテゴリー: 日記
「痩せない…痩せない…」と、ぼやいている83才の老人がいる。(最近の老人は自分が老人だと思っていない)「食べてないのに、どうして減らないんだろう」と、またぼやく。

彼女は、1年半前に脊柱の骨の一部が砕け腰が曲がり、神経を圧迫して強い痛みのため家の中でも動けない状態になった。そのため、昨年の秋に外科手術で脊柱を削り神経の通り道を確保し、おかげで腰は曲がったままだが痛みは薄れ、普段の生活は支障なくできるようになった。しかし、完治したわけではない、外科的応急手当を施しただけ、実際彼女の骨は今でも砕けたままだ。彼女は今、体重の増加による体の負担を軽減する必要に迫られている。

骨が砕けるまでの骨密度は同年齢の平均より、かなり良かったという。
人生何が起きるか分からない。骨が砕けたことは本人も医者からレントゲンでの説明を受けるまで分からなかった。

一瞬にして人生が変わることがある。
ある日突然動けなくなること…、ある日大切なものを失うこと…、ある日自分が年老いたことに気が付くこと…、それらは、生きている限り、すべての人に巡ってくる。

そうならないために、今何をすべきか…、そうするために、今何をすべきか…、
そして、そうなった時に今何をすべきか…、それが、その人の生きる力に違いない。

今日、私は痩せない…と、ぼやく彼女に、小さなノートを渡した。そして毎日食べた物を全て書き出せ…そしてどれだけリハビリしたかも全部書き出せ…と、アドバイスした。
自分が変わろうと思えば、まず自分のことをもっと客観的に知らなければならない。

痛みと動けない辛さを知った彼女なら、そのぐらいのことはできるだろう…と、思ったのだが…