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SOLILOQUY

ひとりごと

 
August 11, 2011 16:58:31

震災

カテゴリー: 日記
16年前の震災の時、私はポートアイランドという埋立地にある高層マンションの4階に住んでいた。建物全体のコンクリートの壁が悲鳴を上げ、崩れて押し潰されそうな恐怖が止み、静寂が戻ったとき、光の差し込まない非常照明の点燈した階段を懐中電灯を持って1階まで降りていった。そこには誰かの部屋の入り口の前で、おそらく上層階から恐怖を感じ非難してきたパジャマ姿の若い夫婦が震えながら抱き合っていた。その横を通って建物の外に出てみると、状況を把握できない幾人かの人たちが、答えを求めても返らないと思ってか・・・互いに会話するでもなく、まるでゾンビのように液状化が始まった街路を彷徨っていた。幸い電気は午前中に復旧し、エレベーターでの昇降が復旧したため、そのまま生活は自宅で続けることができた。(水道の復旧には、その後4ヶ月かかった)その時つくづくエレベーターが停止して階段での上り下りが可能な階数は4.5階が限界だと思った。

あの震災の後一旦下がった高層マンションの価格が徐々に回復してきたこの時機に起きた、この度の東北の地震で、また高層マンションの高層階の価格が下落したという。しかも海辺の埋立地に立つマンションは下落幅が大きいらしい。それでも価格が安定しているビル郡がある。そこには自家発電機が設置されているらしい。例えば六本木ヒルズの森ビル・・・ここには外資系の情報関連会社や金融、証券関連の会社が、停電による情報のダウンを避けれることをメッリトとして入居している。さすがに入居費用が高いだけのことはある。

だが予想を超える災害が起こらないとは限らない、私は過去の経験から今後住居としては、高層マンションは選択しないだろう。私のような人が多いから、今、山手の低層階のマンションが人気らしい。
それはそうと近いうちに日本を脱出しようと思っているから、あまり関係ないのだけれども・・・しかし、どこに行っても災いは巡ってくるのかも知れない。