のろまな亀が最後に俊敏な兎を追い抜くという“兎と亀”の童話の意味を、考えてみた。この物語は、「諦めずに粘り強く頑張っていれば最後にはいいことがありますよ」という話のように子供の頃に教えられた気がするが・・・今考えてみると、他にも違った意味が見て取れる。 例えば・・・ 「調子のいい奴は、ポカをする。頑張ってたら追い越せるぞ。」 「どんなに能力のある者でも気を抜けば、のろまに追い抜かれる。気を抜くな!」 「不器用な奴の方が、仕事を覚えたら確かな信頼できる仕事をする。」 「兎は兎の・・亀は亀の仲間で競争させれば良い。能力の違い過ぎる者をいっしょにするな!」 私は、自分で自分のことを“亀”だと思っている。決してスマートだとは思っていない。 物覚えも、要領も悪くて、不器用だ。そのように自己分析している私は、決して“兎”とは戦わない。 亀は兎には見えない地面の起伏や石ころを見て、そして避けて目標を目指す。途中で休んでも、振り返っても、自分のペースで進めばよい。時間がかかっても兎より、多く物を見て感じている筈・・・。 急ぐことは兎にやらせれば良い。亀は亀のすべきことがある・・・と思っている。 あなたは、兎ですか?亀ですか? |