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SOLILOQUY

ひとりごと

 
May 16, 2010 20:19:48

琴線

カテゴリー: 日記
ギターの基本を習いたいと思ったきっかけは、あるギター曲を弾きたいと思ったからであるが、今までの2回のレッスンでその思いが薄らいできた。ある意味先生に洗脳されたと言うべきか・・・「音を出すための最も基本となる練習、弦を押さえる最も基本となる練習を初めのうちにしかっりやっておくと、少し弾けるようになった後で壁にぶち当たった時、基本に戻れば必ず次へのステップの足がかりがつかめる。基本が身についていないと前に進めなくなる。」と言われたのだ。「音を出す基本、弦を押さえる基本がしっかり身についた時・・・その時に、どんな曲でも弾けるようになる。」と続けて言われた。絵画にしろ、経営にしろ何でも我流でやってきた私は、それなりにすべて自分の物にしてきたつもりだが、今回私の目の前には、初対面で私の心を掴んだ教師がいる。ひょっとすると、この年で初めて他の人より、もう二歩抜きん出るための大切なものに触れたのかも知れない。
私はくる日もくる日も暇を見つけては、一つの音を出す練習をしている。四本の指を離さないで弦を押さえる練習をしている。今では曲を弾きたいという思いが薄れて一つの音を強く、時にはやさしく、またあるときは囁くように爪弾くことに夢中になっている。

この年齢で、この素直な気持ちを持てる私は、2年後に少しはましなギタリストになっているかもしれない。