“フェアトレード”に関わるある東京本社の会社の人たちと話をする機会を持った。そもそも私は“フェアトレード”という言葉の意味を知らなかったので、別れた後で調べてみた。すると下記のような説明があった。 “フェアトレードは、世界から貧困をなくすことを目指す活動です。弱者(発展途上国の人々等)の作り出す安全な商品を公正な対価で取引することで彼らが安心して働ける場を作り出し、貧困から抜け出す手助けをすること。フェアトレードは、寄附ではありません。途上国の人たちに支払うお金は、商品の代金であり、賃金なのです。”とあった。ネットで出会った人たちの会社を検索してみると、社長がイギリス人の46歳の女性で、雑誌社の社長へのインタビューが載っていたので紹介すると、日本でフェアトレード活動がどの程度認知されているかの問いについて、「日本ではフェアトレード商品を購入することで後進国の人々を支援するという考えはまだ薄く、商品そのものの素材、色、デザインが良くないと買おうとする人が少ない。」と答えていた。私も理解が無かったから大きなことは言えないが、このような動き運動は日本では世界から遅れて東京で認知され、東京から数年遅れて関西で知られるようになる。この流れは20年前に関西ではまだ知られていなかった“再生紙”と言う言葉がやはり世界から遅れて東京で情報に敏感な人々に認知され始め、ひょっとすると10年くらい遅れて関西の一般人にも知られるようになったと思う。 縁あって知り得た人々・運動・活動のことを、今日を機会に理解を深め、少し世界標準で考えられる人間になるように心がけたいと思う。世の中の流れは思っているよりも健全である。 |