ロケットは、第二次世界中のドイツでミサイル兵器として実用化され、その研究開発の実績を持つヴェルナール・フォン・ブラウンが戦後アメリカに移住し進化発展させる。同じようにドイツの技術がソ連に渡り米ソのロケット開発競争へと続いて行ったと聞く。世界のロケット開発・・・その起源はドイツと言って間違いない。唯一違う流れで開発を進めたのが日本の科学者糸川英夫であり、彼のチームはペンシル型ロケットという独自の推進姿勢制御の技術開発を進め大型ロケットの開発へと経験を積み重ねた。昨晩、我が国はサッカーの日本代表の戦いに一喜一憂していたが、もう一つ我が国の未来にとってとても重要な出来事が起こっていた。日本のロケット開発の祖・・・糸川博士の名前をとった小惑星“イトカワ”から帰還した惑星探査衛星ハヤブサ(糸川博士は日本の名戦闘機“隼”の開発にも関わっていた。)から放たれたカプセルが無事地球に帰って来た。想像力に富み、夢のある、日本人にしかできない発想が成し得たミッションの成功である。比較できないことかも知れないが私にとって、サッカーでの勝利よりも日本と言う国の勝利として誇らしく思えた。おそらく世界中・・・サッカー好きの科学者でも、そう賞賛したに違いない。 昨日は、日本に生まれて良かった・・・と思う一日であった。深夜までサッカー観戦して、今睡魔に襲われている私はそう思う。 |