人間には、耳で聞こえる音の範囲が限られていて、良く聞こえる人で20Hz~20000Hzと言われている。ただ20Hzの音を続けて聞かされると音としての認識なくして、気分が悪くなったり、20000Hzの音を続けて聞くと、やはり音としての自覚なくして不眠症になる人があるらしく、人より優れた聴力を持つゆえに生活に支障をきたすことがあるそうだ。人間は、それぞれ自分の多くの気が付かない能力を持って生まれていて、知らぬ間に、その能力の影響を受けて幸せを感じたり、苦しみ悩む生き物のように思う。生きるうえでのテクニックとして、与えられた能力を自ら低下させてみたり、自分の能力を忘れ去った自分を演出することが大切かもしれない。例えば聞こえすぎる聴力をもった人は、夜眠る時に耳にマスク(?)を付けてみるとか・・・優れた頭脳を持つ人が、たまには馬鹿な真似をしてみせるとか・・・ 音を自覚させないで、意識的に人の感情をコントロールすることは可能だと思う。例えば重低音を流して、心理的な圧迫感を与えた後で、急に音を止めてオゾンいっぱいの空気を吸わせ、このとき効果的な言葉で誘導すれば溢れる幸福感を反動で与えたりする事が可能かもしれない。ひょっとするとUSJのアトラクションや宗教儀式にもこのテクニックが用いられているかも知れないなぁー。 さて、最近何故か気分が重たいと思う人がいたなら、身の回りに自分の耳には聞こえない周波数の音が増えてないか、調べてみてはいかがだろう。オゾンを吸いに山に行くとか、潮風にあたりに海に行くとかの気分転換が大切なのは、ひょっとすると余計な音を聞かない時間が大切だと言う事かも知れない。 |