先日、食料品を買いに出た私が自動扉を抜けスーパーの店内に入ったとき、正面に小学生の男子がいて、私の目から視線を外し道を開け・・・「わぁー、怖わー!」と囁いた。先日“薔薇を愛でる会”の参加者だった65歳位の女性から「あなたは、いつも笑っている。」と評された。同じ私のことを、人によって全く逆の印象で捉えたわけだが・・・どちらが本当の私なんだろう。男の子も初老の女性も間違って私を捉えたのではないように思う。どちらもが私だと考えると、私には笑う時も眉間に皺を寄せる時もあるに違いない。大人に対しては、人生経験上自分の本心を隠すために、意識的に笑顔を作っているようにも思う。そう思うと、子供が直感で感じた私に対する印象が本来の私なのかも知れない。浮世の波に揉まれても、いつも自然な笑顔を続けられるほど、私はまだ成熟できていない・・・その程度の私である。 ともかく、明日から純粋な子供を怖がらせずに歩こう・・・自分自身で不自然な笑顔は自重しよう・・・と気持ちを新たにする今宵である |