家の近くに温泉の方角から流れてくる、どう言えば良いのか分からないのだが…底も側壁もコンクリートを固めて造られた人工の川のようなものがあり、いつもは硫黄分(?)を含んだ黄色い水が流れているのだが、一昨日、台風の運んだ雨の量が最高点に達した時は、何倍もかさを増した泥水が音を立てて流れていた。 昨朝、いつものように散歩に出て同じ道をたどれば、いつになく綺麗な水が流れており、川底に滞留していた小石や木切れや、人工のゴミが根こそぎ流されてコンクリートの地肌が見えていた。 夏休みが終わったと言うのに、いつも黄色い旗を持って車道を横断する小学生を誘導していたおじさんの姿が見えなかった。朝の挨拶しか交わしたことがないのだが、心配になった。 小学生たちは、おじさんのことを気に掛ける様子もなく、楽しそうに通学していく。 毎朝、10mほど歩いては、なにかに掴まって休憩し、少し休んではまた歩き始める背の丸くなったおじいさんがいる。今日は横断歩道の向こう側で、初めて見る青年と笑顔で話をしている。元気そうで…なぜか安心した。 いつもと同じ朝のように見えても、なにかが少し…変化している。 この台風で、知人に被災した人がいないことを、感謝した。 この台風で被災した方々が、早く未来に希望が見えることを祈りたい。 |