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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 07, 2011 19:32:03

叔母

カテゴリー: 日記
今日は朝から、仕事で同席できない叔母の子供達に代って脳神経外科の医師から叔母の治療方針を聞くために市民病院に行った。
私の町の市民病院は、市の医療産業都市構想に関連して先端医療センターに隣接して建設され今年4月に開院した…まさに最先端の設備をもった総合病院である。

受付を済ませるとテレビのコントローラーのようなサイズの液晶画面のついた受信器を渡された。診察室からの音と文字画面での呼び出しや無人会計機への誘導など、離れたところから指示が飛ぶ…。ところが、看護師さんが患者の呼び出しのために毎回診察室から出てきて名前を呼んでいる。
なんのための最新器具か分からない。

待合所の患者をよく見てみれば、ほとんどが後期高齢者で…携帯電話の操作もままならない人がほとんど…コントローラーの忘れ物はあるし、器具の能力を使いこなせない人が最新器具を持たされても“宝の持ち腐れ(言い過ぎかな)”みたいな感じ…。

結局、最新器具を使いこなせる層の若い人達は、救急で運ばれるしか総合病院にお世話になることがないのかな…と思ってしまう。

それはそうと叔母の眼球裏の動脈瘤に関する主治医の所見は、高齢のこともあり手術は避け、定期検査を繰り返しながら様子をみるというもので、全員それでいこうと納得して診察室を出た。

治療方法の新たな展開はなく、なんら前向きの話はなかったけれど、叔母は手術をしなくて済むことに納得し、喜び、笑顔も戻って帰っていった。

さて、私は叔母の役に立ったであろうか…冗談を言って笑わせれることに価値を認めていただけるなら…私は充分、叔母の支えになったかも知れない。