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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 21, 2011 10:50:42

音色

カテゴリー: 日記
昨日、9月30日に行われる“ちょっと贅沢なピアノとギターのコンサート”の現場でのリハーサルを行った。
ギタリストは私のギターの先生でピアニストは先生のお気に入りの美人のピアニストだ。
1ケ月前にも一度練習をしたのだが、その際ピアニストはホールの音響とピアノの音色にいたく感激していた。しかし、昨日はどうも気に入らない様子だった。
髪の毛一本挟まった音…だとか、フェザータッチの時の鍵盤の下りが悪い…とか私には分からない研ぎ澄まされた感覚を口にする。
ピアノの位置を何度も変えてみては、より良い音の出る場所を探し続けた。

人間は訓練で、自分の能力の一部をどこまでも高く解放できるに違いない。
私のなかに、なにか研ぎ澄まされた感覚があるか、考えてみた。
なにも思い当たらない。
普通の人の平均より、ほとんどすべてに優れていると思うが、突出したものはない。
だから私は、凡人…。
これからも凡人という私の個性を生きていくのだろう。

最近の天候がピアノの音色に影響しているように思った。要するに湿度が楽器に悪影響を及ぼしている…このことは凡人の私にも推測できた。ピアニストもそう考えているようだ。天候が恨めしいということにおいて天才と凡人は意見が一致した。

はやく台風が過ぎ去ることを願う。