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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 08, 2011 14:49:04

墓石

カテゴリー: 日記
一昨日、友人の歴史研究家からメールで“お知恵拝借”というタイトルの問い合わせがあった。1800年代後半に我が町で英字新聞を発行していた新聞社があり、その会社の社主だった英国人の墓が外国人墓地に現存する。その石碑に刻まれた文字が150年という年月で風化して判読できなくなっているので、サンドペーパーを持って行って表面を擦ってみようとおもうのだが、他に良いアイデアがないか考えてほしい…と言うものだった。

私は、和紙をはじめ数種類の紙を持って行って、バレンや鉛筆で上から擦ってみては…とのアイデアを返してみた。すると、“そのアイデア拝借”というタイトルのメールが返ってきて、一度試してみるとの内容が書かれていた。

私の本音を言うと、墓石そのものにあまり重要な意味を感じてはいないが、こっそり墓地に入って人目を憚りながら、サンドペーパーで磨いている自分の姿を想像すると、罪悪感や、死者への冒涜感も湧いてきそうだ。
とうてい、私にはその作業は、できそうにない。

同じ紙を使用するにしても墓石に墨やインクを塗ってから紙を当てて擦るほうが、うまくいくと思うなどと言う…、そこまでの提案はできなかった。

恐るべし、歴史研究家…
私は、絶対に学者にはなれない…と、思った。