私の知人の娘は、30才代前半で3歳になる娘がいる。私の主宰するグループの仲間で、会合にはいつも娘を連れ添って参加する。娘は母親の胸で寝ていることもあるし、一人で遊んでいることもある。ぐずることもなく時間を過ごす娘を見ていると“子育て”考え方にキラリと光る物を感じる。 昨日私は、会の終了後、彼女に“あなたは、なにか壁にぶち当たっても、いつまでも囚われずに、前に向かって歩き始めることができる人だ。”と、言った。すると“私は子供の頃から、怒られたことが無いんです。誉めて、誉めて、褒めちぎられて育ったんです。そのせいか、どんな時でも自分に自信があります。反面、他人の感情が分からないこともあるんです。”と、答えた。 私の見る限り、彼女は充分他人の気持ちを大切にできる人である。彼女の素晴らしさは、親の教育を通して受け継いだものだと腑に落ちた。 彼女は、王道の教育を受けたのだ。 私はそう…教育されなかったし、私の子供にもそうはしなかった。彼女の両親を知っているが、信念を持った親の素晴らしさを感じた。 彼女はいずれリーダーになっていくに違いない。 そして彼女の胸に抱かれる少女も、いずれそうなるのだろう。 |