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SOLILOQUY

ひとりごと

 
May 19, 2013 14:08:11

功罪

カテゴリー: 日記
昨日、20年ほど前に町の商業団体の会長をされていた方の家を訪ねた。彼は、その後ある会合での暴言がもとで団体から永久追放され、以後人前に出ることは無くなった。今では75才は越えているだろうか…。
私は、どんなに他人が悪く言おうとも、その人の優れた部分を見続けることができる人間だ。だから、今でも数年おきに訪ねて行って話をする。

彼は“私は、町の商売で功罪を犯した。私が最初にやり始めたために、同じことをやる人間を増やしてしまい、結局町が似非になってしまった。だから私は今やることは、本物のことをしたいんだよ…。”と言った。
私は“それを、今あなた自身が言うことがかっこいいと思います…。”と言った。すると彼は若い時のように目を輝かせて笑顔そみせた。

彼は、私がどんな人間かを知っている。私が彼の良い部分を見続けることができる人間だと知っている。思いどおりの私の反応に、彼は充分満足したのに違いない。

私は、彼から幾つもの新しい刺激を受けて、町へ下りて行った。